かなる山(やま)の 呼(よ)び声(ごえ)に眠(ねむ)る
北国(きたぐに)の春(はる) 哀(かな)しく青(あお)い空(そら)
ひとり行(ゆ)く旅(たび)の 風(かぜ)の冷(つめ)たさよ
しづむ心(こころ)に 思(おも)い出(で)の温(ぬく)もり
雪(ゆき)どけの水(みず)に 春(はる)の花(はな)浮(う)かべ
淡(あわ)い日差(ひざ)しに 光(ひか)る若草(わかくさ)木々(きぎ)の芽(め)
君(きみ)の声(こえ)を聞(き)く やさしい歌声(うたごえ)
その微笑(ほほえ)みは 溢(あふ)れる光(ひかり)の中(なか)に
草(くさ)の青(あお)さよ 吹(ふ)く風(かぜ)よ雲(くも)よ
この幸(しあわ)せ 永遠(とわ)にと祈(いの)る君(きみ)よ
束(つか)の間(ま)の夏(なつ)の きらめく思(おも)い出(で)
愛(あい)の喜(よろこ)び それは生(い)きる証(あか)し
手(て)を振(ふ)る姿(すがた)は 別(わか)れの悲(かな)しさ
涙(なみだ)の声(こえ)よ 山(やま)に返(かえ)るこだまよ
遥(はる)かなる山(やま)の 呼(よ)び声(ごえ)を想(おも)い
夕日(ゆうひ)沈(しず)む 昿野(あれの)さすらう人(ひと)よ